Yellow Roof 's Museum
アヤメ キジカクシ目アヤメ科 Iris sanguinea
アヤメの葉 (大田区平和島公園) 2023/04/07
アヤメとシランは同じような時期に芽を出して似たような別種の葉があちこちで見られるようになる。
アヤメの花 (大田区平和島公園) 2023/04/10
ショウブの印は花弁の付け根の黄色い筋である。白いアヤメだと黄色い筋と見間違うが、黄色いのは雄蕊の集まりで、付け根の方に黄色い網模様がある。
アヤメの花 (大田区平和島公園) 2023/04/11
アヤメは陸地の植物で、花弁の付け根には網目状の模様がある。カキツバタは水中か水際に咲き、網目ではなく白い筋がある。ショウブは花弁の付け根に黄色い筋があり、水の中でも育つが、水辺から多少離れていても生育するそうだ。
アヤメの花 (大田区平和島公園) 2023/04/12
これは白い鶏冠のようなものがあるのでイチハツという種類である。イチハツとは一番初めに咲くアヤメという意味で名付けられたようだ。
アヤメの花 (横浜市旭区今宿南町) 2024/04/06
これはダッチアイリス(オランダアヤメ Iris ×hollandica)だろう。蕾が並ぶ中に1つだけ咲いていた。アヤメは花弁の中央に網目模様があることでショウブとは区別できると言われているが、遠目では判らないどころか網目がはっきりしないものもある。もっとも、水辺でない限り、ほぼアヤメである。
アヤメの花 (横浜市旭区中沢町) 2024/04/14
ジャーマンアイリスのアイリス・アルビカンス。
アヤメの花 (横浜市旭区中沢町) 2024/04/14
アヤメもショウブも漢字では共に菖蒲と書くが、アヤメは飛鳥~奈良時代には文目と書かれ、その後は綾目という漢字も当てられ、いずれも特徴的な花弁の網目模様を顕している。ショウブはショウブ科、アヤメはアヤメ科で、生育場所から異なっている。
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