Yellow Roof 's Museum
2024/04/06
エゾムラサキの花 (横浜市旭区中希望ヶ丘)
エゾムラサキはワスレナグサそっくりな花を咲かせるが、エゾムラサキには萼に曲がった毛がある。ワスレナグサとして売られているものの中にはエゾムラサキが多いそうである。どちらもワスレナグサ属で、エゾムラサキの方が日本固有種であり、ワスレナグサは明治期からの帰化植物である。
ミツバツツジの花 (横浜市旭区帷子川親水緑道)
ミツバツツジは枝先に3枚の葉がつくが、花の咲き始めに葉は開いていない。
フユザクラの花 (帷子川遊歩道)
マメザクラには10月頃から咲くものもあり、その形質が様々な冬桜に引き継がれたということだろう。
ミツマタの花 (横浜市旭区今宿南町)
ミツマタはジンチョウゲ科で、花の付き方に類似性があり、仄かに甘い香りもある。神奈川県では厚木市の不動尻がミツマタの大群生地として有名である。
ヒゴスミレの花 (横浜市旭区今宿南町)
スミレ属の中でも一風変わった葉を持つのがヒゴスミレ(肥後菫)で、葉は3裂か5裂する。
ナツグミの花 (帷子川遊歩道)
ナツグミの花びらに見えるものは萼である。通常は4裂するものだが、5裂しているものが混じっていた。自分の写真を振り返ってみても、ネット検索しても5裂の萼は見つからない。
アヤメの花 (横浜市旭区今宿南町)
これはダッチアイリス(オランダアヤメ Iris ×hollandica)だろう。蕾が並ぶ中に1つだけ咲いていた。アヤメは花弁の中央に網目模様があることでショウブとは区別できると言われているが、遠目では判らないどころか網目がはっきりしないものもある。もっとも、水辺でない限り、ほぼアヤメである。
キバナノクリンザクラの花 (横浜市旭区今宿南町)
キバナノクリンザクラの和名より英名のカウスリップの方が通りがいいかもしれない。若葉や花は香草としてサラダに用いられたり、花はハーブティーに用いられ、イギリスでは花のシロップ漬けからカウスリップワインを作るという。
ソメイヨシノの根の胴吹き桜 (横浜市旭区今宿南町)
土の上に葉と共にソメイヨシノの花が咲いていた。これも胴吹き桜と言っていいものだろうか。
タラヨウの蕾 (横浜市旭区帷子川旧川)
タラヨウは滅多に通らない帷子川旧川沿いに1本だけ生えている。昨年から葉の形だけからタラヨウかもしれないとは思っていた。
クマシデの花 (横浜市旭区帷子川旧川)
クマシデは雌雄同株で、雄花と雌花が別々に咲く。花の時期には雄花が先に咲き、雄花序の方が長くなり目立つ。雌花序は枝の先の方にある葉の中から伸びてくる。雌花も見つけたが、咲き始めのものが上の方に少しあるだけである。
スミレの花 (帷子川遊歩道)
タチツボスミレは草地で見かけるが、スミレは舗装路沿いで見かけ草地に生えるものはまだ見ない。
スミレの花 (帷子川遊歩道)
スミレが咲いているのは、たいていアリの通り道で巣の側である。アリは養分豊富なエライオソームが付いた種子を巣に持ち帰り不要な種だけ捨てるのである。アリに種を運ばせる植物は様々だが、その代表格としてよくスミレが例に挙げられる。詳しくは
【アリに種子を運ばせる植物たち】を参照。
ヤマザクラの花 (横浜市旭区帷子川旧川)
ヤマザクラは花と同時に赤っぽい若芽が伸び始める。ソメイヨシノ以前は花見と言えばヤマザクラだったそうで、100円玉の図柄はヤマザクラである。
ヤエベニシダレの花 (帷子川遊歩道)
ヤエベニシダレはエドヒガンの八重咲きの栽培品種で、葉より先に花が咲く。枝の成長が速いため枝垂れ桜となる。
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