Yellow Roof 's Museum
ツバキ (ヤブツバキ、ヤマツバキ、ホウザンツバキ、タイワンヤマツバキ) ツツジ目ツバキ科 Camellia japonica
ツバキ (湯河原梅園) 2016/02/27
ツバキが写った最も古い写真は湯河原梅園で撮ったもので、手前の幹はウメである。ツバキの花はサザンカの花と比べると立体的で花弁に厚みがある。
ツバキ (湯河原梅園) 2016/02/27
ツバキは花ごと落ちるとか、実から油も採れるということは、幼稚園に通っていた頃に上星川の祖母から聞いた。家の裏は杉山神社でツバキがたくさん植えられていた。
ツバキの蕾 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2023/02/12
ツバキの葉はサザンカと比べて葉脈がやや白っぽく鋸歯が浅く、歯の裏側にほとんど毛がないという。サザンカは花弁が落ちツバキは花ごと落ちる。もっとも、決定的に違うのはサザンカは冬の前から咲いて2月にはほぼ散ってしまうが、ツバキはこれから咲くということだ。
ツバキの実の残滓 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2023/02/12
これはたぶん昨年できた実がそのまま残ったものだろう。
ツバキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/05
ツバキの花が花首ごと落ちるのは戦略である。花を一挙に切り捨てればエネルギーは浪費されず、その分は果実や種子、他の花の成長に回される。直下に落ちる花はそのまま昆虫や鳥を集め続け、花粉が生花に運ばれて実を結んだり、やがて腐葉土と化して身に還る。
ツバキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/02/05
花が落ちても受粉しているとは限らない。残った子房が膨らむこともあれば萎れてしまうこともあるが、これから開く蕾もある。真冬に確実に結実するために、ツバキは自給自足を含む極めてエネルギー効率の高い仕組みを編み出していった。
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