Yellow Roof 's Museum
スミレ (ケナシスミレ、キンモンスミレ、オオバナスミレ) キントラノオ目スミレ科 Viola mandshurica
スミレの花 (横浜市旭区中沢町) 2023/03/21
スミレは自生種だけで60種、変種が数十種といった情報があり、種として区別するのが困難な植物の一つである。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2023/04/01
スミレは春先の短い期間に花を咲かせる。人や車の行き交うアスファルト舗装の道端に他の雑草と同じように生えており、靴と同じ高さぐらいに咲いている小さな花がスミレである。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2024/04/06
タチツボスミレは草地で見かけるが、スミレは舗装路沿いで見かけ草地に生えるものはまだ見ない。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2024/04/06
スミレが咲いているのは、たいていアリの通り道で巣の側である。アリは養分豊富なエライオソームが付いた種子を巣に持ち帰り不要な種だけ捨てるのである。アリに種を運ばせる植物は様々だが、その代表格としてよくスミレが例に挙げられる。詳しくは
【アリに種子を運ばせる植物たち】を参照。
スミレの花 (横浜市旭区二俣川) 2024/04/14
二俣川駅前の月極駐車場の敷地にスミレが何株も咲いていた。他植物との競合がほとんどない場所がスミレの生息に最適なのだろう。種はアリが運んでくれる。
スミレの実 (帷子川遊歩道) 2024/04/27
スミレは小さいものが多く、実にはなかなか気づくことができない。ここらに咲いていたはずと探してみれば、既に花は萎れて青い実ができ始めていたりする。
スミレの実 (帷子川遊歩道) 2024/04/27
大きな樹木もろくに判別できないのに、どこまで小さな植物を識別すべきか考えたところであまり意味はない。自分が言えることは、行き当たりばったりでも何でも実践すれば知識だけのペーパードライバーでは得られない実践力が身に着いてきて、それは何にでも役に立つということである。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
スミレの花を見かけるのは春先のほんの一時期、歩道際の土気もなさそうなところに生えている。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
細長い丸葉で紫から青の花を咲かせるのが、狭義の本スミレである。他種と区別するために学名のViola mandshuricaからマンジュリカと呼ぶこともある。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
自分の見かけるスミレは、どれもこれも蟻の道沿いにあり、エライオソーム目当てで運ばれた種子が根付いたものである。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
ソメイヨシノの開花と前後して咲くスミレは、歩道脇の雑草と入り混じって足元に咲く小さな花で、ごくたまに纏まって咲いているのを見かける程度である。気づく通行人はほとんどいない。しかし、スミレは花粉を媒介する昆虫に気づかれれば十分である。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/04/12
スミレはまだ咲いているが、散った花もある。来月には実ができるはずである。
スミレの花 (帷子川遊歩道) 2025/04/12
歩道の縁石は高さ10センチほどである。スミレの花が散ってしまうと、見分ける手掛かりは小さな細い葉だけである。昨年は実を見逃した。一昨年は撮ったが、種子を放出し終えた鞘だった。
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