Yellow Roof 's Museum
ヒメガマ イネ目ガマ科 Typha domingensis
ヒメガマとアオサギ (大田区平和の森公園) 2022/08/04
カルガモもアオサギも淡水に限らず海水の京浜運河でも見るが、カエルやカメ、ハスやガマは淡水でなければ生きられない。しかし、元々この公園は海水運河である。
ヒメガマの穂 (大田区平和の森公園) 2022/08/05
自然観察園にはヒメガマが植えられており、その間をカルガモが泳ぎ回って餌を探していることも多い。ヒメガマは上の方が雄花で下が雌花であり、雌花が穂になる頃には雄花は剥がれ落ちている。
帷子川旧川のヒメガマの穂に留まるシオカラトンボ (横浜市旭区帷子川旧川) 2022/08/07
帷子川の旧川にはヒメガマがびっしり生えているところがある。二段構えのヒメガマの穂はここではそう珍しくもない。日本にはヒメガマ、ヒメガマ、コガマの3種が自生しており、コガマは希少種らしい。なお、傷や火傷に効く「ガマの油」とはカエルではなくガマの花粉のことである。子供の頃に浅草でガマの油売の口上が人を集めているのを見たことがある。実際に薬も売っていたのだが、本物のガマの油だったかどうかは知らない。
帷子川旧川のヒメガマ (横浜市旭区帷子川旧川) 2022/08/07
この旧川はほぼ本流と切り離されており、数年もすれば太い水道管を通して埋め立てられる運命にある。
キショウブの花とヒメガマ (大田区平和の森公園) 2023/04/11
キショウブの葉は濃緑だが、右の葉は黄色みがあり細い。昨年ヒメガマが見られた場所である。
ヒメガマ (大田区平和の森公園) 2023/05/10
最初はただガマとしていたが、全ての葉が根元で扇状に生えておりヒメガマとした。
ヒメガマ (大田区平和の森公園) 2023/05/10
ヒメガマの葉は全て根元から扇子のように生えており茎の途中から分岐しない。ガマはやはり根元から多くの葉が生えているが、扇子状ではなく丸く纏められたようになっており茎の途中にも何段階かは分岐がある。
ヒメガマの穂 (横浜市旭区帷子川) 2024/10/26
ヒメガマの傍らの小さな花はミゾソバである。帷子川はシャクチリソバが優勢だが、ミゾソバも入り混じっている。
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