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防草シート


大池公園ソメイヨシノの防草シート (横浜市旭区大池公園) 2019/03/31
2018年と翌年の冬の2カ年にわたり、大池公園の桜山では大規模な治療工事が行われた。2016年度から樹木医による調査が開始され、病巣の除去程度では効果が見られなかったことから工事に踏み切ったという。この写真は工事後初の開花の様子である。いずれの桜も前年冬に強剪定で樹高を下げ、改良した土壌は防草シートで覆われている。


ソメイヨシノの防草シート (横浜市旭区大池公園) 2019/03/31
樹木医は全国に3千名ほどいて、神奈川県には200名ほど有資格者がいる。樹木医認定制度として1991年に林野庁が始めたものだが、現在は一般財団法人の日本緑化センターが樹木医の資格認定を行っている。


ソメイヨシノの防草シート (横浜市旭区大池公園) 2023/01/08
大池公園のソメイヨシノは花数がかなり減少しており、2016年頃からの調査では、過密の問題があったことや根こぶ線虫病や天狗巣病の蔓延が判明した。改良工事は終わっているがソメイヨシノの治療は今も継続中である。


ソメイヨシノの防草シート (横浜市旭区大池公園) 2023/01/08


一本桜の治療に使われる防草シート (横浜市旭区大池公園) 2023/01/08
治療をアピールしたり理解を求めることにはそれなりの意味がある。樹木医のような資格もなく剪定の経験や実践知識が少ない人でも、言葉なら何とでも操れる。SNSで拡散したりする人もいるので、看板はその防止のためである。


和泉川歩道沿いの防草シート (横浜市泉区和泉川) 2023/03/25
いずみ野駅からの和泉川沿いには農地が広がっていて、防草シートあるいは除草シート、防草マットなどと呼ばれるものが延々と敷き詰められていた。防草シートは農地や個人宅の庭や公園でもよく見かけ、樹木の治療に伴う土壌改良にも用いられている。公園や庭などでは景観上、その上に砂利やチップを敷いたり芝やクローバーなどの地被植物を植えたりして見えなくしてもいるようだ。防草シートには耐用年数がありいずれは撤去しなくてはならないが、アスファルトやコンクリート、人工芝や除草剤などよりは土壌の健康を損なうことなく維持ができるそうだ。


防草シートとツクシホトケノザ (横浜市泉区和泉川) 2023/03/25
防草シートは基本的には埋め立てずに土壌を保持しつつ遮光することで雑草の繁茂を防ぐためのものである。むろん敷く前に除草したり整地することが必要になるが、目的や環境によって様々なものが販売されている。ただ、スギナなどのように地下茎を張る植物には別対策が必要になるそうだ。舗装路はまだ真新しく、川沿いなのでいずれ桜並木か花壇にでもするのだろう。


ソメイヨシノの防草シート (横浜市旭区大池公園) 2023/04/01
土壌保全のための防草シートがほとんどのソメイヨシノの根元に敷かれている。


中沢町の防草シート (横浜市旭区中沢町) 2023/04/22
ここはササ類が繁茂していた場所で、民家を取り壊してマンションを建設する際に防草シートを敷いた。既に2年ほどが経過してマンションは完成しており、不動産の完成予想図によれば緑地になるようだ。「緑地化」というのは人工物を撤去して植物を増やしていくことを意味するわけではなく、もっぱら雑草や雑木を除去して人間にとって見栄えのする園芸植物を植えることのようだ。つまり、雑草や雑木は緑ではなく廃棄物でしかない。


中沢町の防草シート (横浜市旭区中沢町) 2023/04/22


帷子川埋立地の防草シート (横浜市旭区帷子川埋立地) 2023/04/22


帷子川埋立地の防草シート (横浜市旭区帷子川埋立地) 2023/04/22


帷子川の防草シート (横浜市旭区帷子川) 2023/04/29


帷子川の防草シート (横浜市旭区帷子川) 2023/04/29


帷子川の防草シート (横浜市旭区帷子川) 2023/04/29


空地の防草シート (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2023/04/29


さいわいふるさと公園の防草シート (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2023/07/20
この防草シートは遊具の保全とクッションの役割も果たしている。色々な使い方があるものだ。


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