Yellow Roof 's Museum
テイカカズラ (チョウセンテイカカズラ、ケナシテイカカズラ、ナガバテイカカズラ) リンドウ目キョウチクトウ科 Trachelospermum asiaticum var. asiaticum
テイカカズラの気根 (大田区平和島公園) 2023/02/02
テイカカズラの茎にはぶつぶつがあるが、これが気根で岩や樹木に引っかかって這い登る。
テイカカズラの花 (大田区平和の森公園) 2023/05/02
テイカカズラの花は回り出しそうな風車かスクリューのような角度が付いている。甘い香りはかなり強く、離れてもしばらくは纏わりつく。
テイカカズラの花 (大田区平和の森公園) 2023/05/02
キョウチクトウ科に共通の特色は、葉や茎を切ると毒性のある白濁液が出るということだ。触れれば皮膚がかぶれ、口に入れば呼吸抑制や心毒性、下痢症状が現れる成分が含まれるという。自分は様々な植物に触れたり匂いを嗅いだりしているが、今のところ指先がかぶれたり痒みが発生した経験はない。
テイカカズラの花 (大田区平和の森公園) 2023/05/02
テイカカズラの花は名札に書いてあったように、次第に黄色みを帯びてきていた。
テイカカズラの花 (大田区平和の森公園) 2023/05/08
雨上がりの白い花の中にはやはり少し透明になるものがある。散り際の薄い花弁である。
テイカカズラの花 (川崎市幸区創造のもり) 2024/05/10
テイカカズラは英語で“asiatic jasmine”と言う。キョウチクトウ科なのでそのままハーブティーに入れるわけにはいかないが、テイカカズラの蜂蜜ならギフトレベルの価格で市販されている。
テイカカズラの花 (川崎市幸区創造のもり) 2024/05/10
テイカカズラは白からクリーム色に変化するので、白いほど咲き始めである。花は老化や温度変化、紫外線量、養分や土壌変化など複合的な要因で、アントシアニンが合成蓄積されて赤変したり、カロテノイドによって黄変したりする。
テイカカズラの花 (川崎市幸区創造のもり) 2024/09/10
テイカカズラは4月末ぐらいから咲き始めて、7月には一旦咲き終えて実を付けたが、9月に再び咲き始め、また満開になりそうである。
テイカカズラの蕾 (川崎市幸区創造のもり) 2025/03/31
立ち止まれば視界が止まり、自分の足音も消える。人の気配。鳥の声。風。気温。写真で瞬間を切り取る技能は、自分の能力と共に上がっていく。現実の色か、それとも光の加減か。遠近感や質感はどうか。匂いがあるか。そうした感覚の進化は、物の見方や捉え方、考え方にまで影響する。
テイカカズラの蕾 (川崎市幸区創造のもり) 2025/04/21
テイカカズラは常緑樹だが、秋になると古い葉と新しい葉の入れ替えのため、ほぼ一斉に紅葉することがある。その他の季節は古い葉が紅葉して少しずつ若葉と入れ替わる。春先の紅葉は遅霜の影響である。
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