Yellow Roof 's Museum
エノキ (ナガバエノキ、マルバエノキ) バラ目アサ科 Celtis sinensis
歩道橋脇のエノキ (平和島第2歩道橋) 2022/06/24
エノキの両隣が常緑のクスノキで、エノキの小さな若い葉はあまり目立たない。早足では見逃してしまう。植物を観察するようになって最も変わったのは歩き方かもしれない。
剪定後のエノキの新枝 (鶴ヶ峰本町公園) 2023/04/01
この葉には鋸歯が見られる。近くにはエノキの巨木もあるので、おそらくエノキだろう。
エノキ (横浜市旭区鶴ヶ峰本町) 2023/04/29
四方に枝を伸ばした球形がエノキの自然樹形である。帷子川沿いにある20メートルほどの一本エノキは遠くからよく目立つ。
エノキの実と虫こぶ (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園) 2023/05/01
エノキにも寄生する虫がおり、尖った実に見えるものは虫こぶである。これはエノキトガリタマバエの虫こぶで、実自体が変形しているわけではなく、葉や葉柄、梢に侵入してエノキハトガリタマフシと呼ばれる虫こぶを作る。
帷子川親水緑道のエノキ (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2023/05/04
小川の土手から弓なりに生えた大木は直径70センチ少々ある。倒木に至らないのは、この辺りにモウソウチクが林立しているためだろう。つまり、この土手はモウソウチクが張り巡らせた地下茎でがっちり固められている。
帷子川親水緑道のエノキ (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2023/05/04
20メートルほどの大木の葉は小川の反対岸の遥か上にあり、スマホの望遠レンズでは形も判然と写らない。植物観察を始めて2年ほどでは、樹皮から調べようにもエノキか、あるいはシラカシやアラカシに似たようなものもある程度のことしか判らない。
エノキの若い実 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2024/04/26
エノキ(榎)は日本、朝鮮半島、中国中部に分布する落葉樹で、20メートル以上に育つが、この公園のものは高いものでも7~8メートルほどである。花後にすぐ実が成長し始めるが、オレンジ色から赤に熟すのは真夏である。
帷子川親水緑道のエノキ (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2024/04/27
中央の傾いた樹木は何の木か判然としない。最も近くの葉でも十数メートルは離れている。根本にいくつかあるヒコバエもどれだかよく判らない。
帷子川親水緑道のエノキ (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2024/05/02
この木の葉は踏み入れない小川の向こうに落ちていき、舗装された遊歩道からは並行に見える葉もあるが、さらに距離は遠くなる。
帷子川親水緑道のエノキ (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2024/05/02
巨木のヒコバエと思われるものもあるが、どれも枯葉の厚い急斜面上にあって親木が判然とせず伐採されている可能性もある。養分を吸い取るヒコバエを伐採したりするのはこの公園でも同じである。
帷子川親水緑道のエノキ(HANDYCAM) (横浜市旭区帷子川親水緑道) 2024/05/04
高木の遠い葉を確認するために光学30倍レンズのハンディカムを持ち込むと、あっさりエノキの葉が見えて若い実も確認できた。もっとも、ハンディカムは重いので普段持ち歩けるコンパクトデジカメの購入を検討している。
エノキのハシボソガラスの巣 (横浜市旭区帷子川) 2025/01/18
周囲から際立って高い一本エノキの樹冠に鳥の巣らしきがあると気付いたのは落葉を終えたこの冬の初めのことで、時折見上げていた。
エノキのハシボソガラスの巣 (横浜市旭区帷子川) 2025/01/18
材料はほぼ木の枝に見える。カラスの巣かと思って調べてみると、ハシボソガラスは見晴らしの効く場所に巣を作る習性があり、高圧鉄塔の上に巣を作ったりもするらしい。ハシブトの方はせいぜい電信柱ぐらいで、さほど見通しが効かない林や森の中などに巣を作る傾向がある。
エノキの花 (帷子川遊歩道) 2025/03/30
エノキの花は微かに赤みを帯びた薄い黄緑色で、下から見上げると新葉と区別がつかない。しかし、川の上に張り出した枝を橋から見下ろせば、葉には見えない。
エノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/01
エノキは雌雄同株で、雄花と両性花がある。葉の付け根に両性花が付き、雌蕊1つと雄蕊が4つある。頭が白く見えるのが雌蕊である。
エノキの花 (川崎市幸区さいわいふるさと公園) 2025/04/01
4枚の花弁と4つの雄蕊があるのが雄花である。
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