Yellow Roof 's Museum
2024/04/20
オオアマナの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
キッコウチク (横浜市旭区中希望ヶ丘)
おそらく元農家の庭先で、タケノコが伸びてこんな奇妙な節になっただろうかと不思議に思いながら撮ったものである。帰ってから調べてみるとキッコウチク(亀甲竹または仏面竹)というモウソウチクの突然変異である。亀甲模様は竹の下の方だけ(30節程度)で、上の方は水平の節である。
キッコウチク (横浜市旭区中希望ヶ丘)
モウソウチクの突然変異であるキッコウチクは遺伝的に不安定で、放置すると普通のモウソウチクに戻る可能性があり、キッコウチクの特徴が強いもののみ残して他は伐採するそうである。
ユズリハの雄花 (鶴ヶ峰稲荷神社)
ユズリハは夕方になると葉が垂れ下がるのでヒメユズリハと区別できる。
ムベの花 (帷子川遊歩道)
ムベ(郁子・野木瓜)は植栽されたようなものしか見たことがなかったが、これは帷子川の斜面に生えたトウネズミモチに絡みついており、柵の向こう側で自生している。これまで見たムベの中では最も多数の花を咲かせている。
ムベの花 (帷子川遊歩道)
ムベはエノキの木に絡みついている。
ハナズオウの花 (帷子川遊歩道)
これはいちご農家の塀から枝先を伸ばしているハナズオウ(花蘇芳)で、高さ5メートルほどの木本である。
オオデマリの花 (横浜市旭区帷子川)
オオデマリは昨年もそうだったが、今年もまた食害が見られる。花も葉も端から順にぼろぼろになっていく。
ヒメコウゾの雌花と雄花 (横浜市旭区帷子川)
ヒメコウゾの雌花と雄花が同居している写真がヒメコウゾの典型ということにはなるが、実際は雌花ばかりだったり雄花ばかりだったりする枝もあり、それが同じ木の別枝か隣の木の枝なのか交錯していて判りにくいこともある。
フジの花 (帷子川遊歩道)
庭先から歩道に垂れ下がったこのフジを老夫婦が写真を撮っていった。歩道と庭との落差で5メートルほど上から垂れ下がるフジの花である。
フジの花のキムネクマバチ (帷子川遊歩道)
小田原の御感の藤の周囲もクマバチが飛び回っていたが、このフジにも5匹ほどのクマバチが見られた。フジとクマバチは共生関係にある。飛び回ったりホバリングしているのは主に雌目当てのオスで、人を追うように思えても、動くものや接近するものを追う習性は雌が寄ってくるのを待っているためである。雌もこちらから執拗に攻撃を繰り返さないかぎり刺すことはない。
ムラサキルエリアの花 (横浜市旭区今宿南町)
花はヤナギバルイラソウと似ているが、葉が丸いのでムラサキルエリアだろう。どちらも同じルイラソウ属で、ルイラソウ属は世界に250種ほどある。
ゲッケイジュの雄花 (横浜市旭区帷子川旧川)
ゲッケイジュ(月桂樹)の葉が芳香で知られていることを思い出して葉を1枚ちぎってみたが、厚く丈夫な葉の匂いはまさしく香辛料である。
ゲッケイジュの雄花 (横浜市旭区帷子川旧川)
ゲッケイジュは地中海沿岸が原産で、日本には明治時代に渡来している。この木は6メートルほどだが、倍ぐらいにはなるそうである。雌雄異株だが、日本には雄株が圧倒的に多いそうで、これも雄花なので雄株である。
タラヨウの雄花 (横浜市旭区帷子川旧川)
タラヨウは雌雄異株で、これは雄蕊しかないので雄株の雄花である。
タラヨウの雄花 (横浜市旭区帷子川旧川)
タラヨウは郵便局の木として有名で、葉書の木という別名にある通り、葉の裏を棒で傷つけると黒い跡が残るので文字が書ける。宛先を書いて切手を貼れば「第一種定形外郵便物」扱いで届くそうで、ネット上には相手先に届いたタラヨウの葉の写真がたくさんある。
タラヨウの雄花 (横浜市旭区帷子川旧川)
タラヨウにはまだ蕾が多く五分咲きというところだろうか。雄蕊だけで雌蕊はない。徳善寺の雌株に実がつくかどうかといった具体的な情報はネット上にはほぼない。しかし、調べている人はいるはずで、自分と同様に黙々と自然観察している人は時折見かける。
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