Yellow Roof 's Museum
2024/04/13
アケビの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
アケビを見つけると撮りたくなるのは、まだ果実を撮っていないからである。どういうわけかアケビの果実は見ない。
アケビの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
アケビには通草や木通といった漢字表記があるが、これは蔓に息を吹き込むと空気が通る空洞があるためらしい。また、実ができるには三年以上かかり、栄養状態が悪かったり近くに別株がないと実がつかないといった条件もある。町中では雑草として処分される機会が多く、実を見つけるのは困難かもしれない。
オオアマナの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
オオアマナの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
ハルジオンの花 (横浜市旭区希望が丘ふれあいの森公園)
帷子川のカワウ (横浜市旭区帷子川)
カワウを撮っていると、80代ぐらいの女性が「いつもはカメが2匹いるんです」と話しかけてきた。カワウの近くの岩にミシシッピアカミミガメが1匹甲羅干しをしている。「いつもここか、あそこにいるんです」と離れた岩を指差す。よく見れば川の中にもう1匹、岩に前脚を伸ばして首を上げている。「いますよ、川の中にもう一匹」と教えると、「ああ、やっぱり」と安心したように離れて行った。振り向くとまだ熱心に川の中を覗き込んでいる。
ウコンザクラの花 (帷子川遊歩道)
帷子川の中流から上流にかけて1本あるはずの黄桜をようやく見つけた。鮮やかな桜色に気を取られていれば、花が散ってしまったかのように見えて気づきにくいかもしれない。
ウコンザクラの花 (帷子川遊歩道)
清水崑や小島功のかっぱのCMで知られる京都伏見の黄桜株式会社では、平成6年1月12日から期間限定で「特選 花きざくら」を全国発売している。ウコンザクラの花酵母を使用した「華やかな香りの純米醸造酒」で、開花後2~3日の数百個の花から酵母を採取するそうである。
ウコンザクラの花 (帷子川遊歩道)
さいわいふるさと公園のウコンよりは黄色味が強く見える。日当たりの関係かもしれないが、緑色の筋が入った花はやや少ない。
ウコンザクラの花 (帷子川遊歩道)
行きも帰りも桜見物に出歩く人が多かったが、黄色い桜は誰の目も惹かない。川崎の2本の黄桜は自分で気付いたが、帷子川の1本の黄桜には今年初めて気が付いた。それも、他人のブログで場所の見当が付いたからである。
帷子川のカンザン (帷子川遊歩道)
桜は帷子川の上流域の方、つまり内陸の方から開花していくようである。写真を撮っていると目の前に自転車が停まった。70代ぐらいの男性が「綺麗ですね」と話しかけてきた。満面の笑顔である。「そうですね」と頷いたが、こちらは綺麗かどうかは頭にない。「満開ですかね」と訊くので「いや、まだ少し蕾がありますね」と答えると、「こんな綺麗なら遠くに行く必要ないですね」と走り去っていく。
帷子川のカンザンとオオシマザクラ (帷子川遊歩道)
この日は「花吹雪」という言葉を何度か聞いた。杖をつく夫に「花吹雪が」と話しかける妻や、「花吹雪」と叫んで掴もうとする男子中学生たち、バギーの赤ん坊に「花吹雪だよ」と教える母親と擦れ違った。桜の時期は季節の変わり目で、雨の日や風が強い日が多い。
帷子川のカンザン (帷子川遊歩道)
カンザンは上部が広がって高木となるのが自然樹形なので、放っておいてもあまり通行の邪魔にならず剪定の必要性はあまりないとされている。帷子川沿いのカンザンの植栽には母親も参加しており、1メートルほどの苗木だったと言う。カンザンは丈夫で成長が早く、海外でも好んで植えられているそうである。
オオアマナの花 (横浜市旭区帷子川)
オオアマナは通常6裂の花弁を付けるが、下のものは4花弁である。
オオデマリの花 (横浜市旭区帷子川)
オオデマリ(大手毬)の咲き始めは明るい黄緑色で、2~3週間ほどで白色に変化していく。
ウコンザクラの花 (帷子川遊歩道)
帷子川の中流から上流にかけて咲いていた桜のうち、この一本だけが黄桜である。以前見た個人ブログにもこの木があるが、並びの緑色が濃いもう1本は伐採されていた。おそらくここ2~3年で、交差点に近いキリの木と共に伐採したのではなかろうか。冬の伐採時期には花の色など判らない。判っていたところで信号や対向車や通行人の見やすさ、それに落枝の可能性や樹勢の判断の方が優先するものだ。
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